2月の歯のお話


●●口臭について●●

口臭のある人はけっこう多いものです。気にしすぎるのも考えものですが、口臭があることに気づかない人もいます。

 

■口臭の原因
  口臭がある人はその人の健康状態が必ずしも良好ではないと思われます。まず原因としてあげられるのが酒やたばこです。また年配の方に多いのが口の中の洗浄力が落ちて口臭が発生するケースです。ほかにも胃が悪かったり(胃炎、胃潰瘍、胃ガンなど)肺や気管支を患っていたり、様々な要因が考えられます。 しかし、口臭の原因の約80%が口の中の疾患なのです。むし歯や歯周病が原因で歯ぐきが膿をもち、その膿が口の中に出てきます。この膿のにおいはとても不快であり、口臭の一番の原因です。また、口の中にたまった歯垢やたべものの残りカス、舌の上にたまりやすい細菌が原因になることもあります。
 
■口臭の原因別と解消法
●生理的口臭
  起床時や空腹・疲労時、緊張した時などに感じる口臭です。特に起床時は強い口臭を感じる人も多いでしょう。
これらの口臭は一時的なもので、歯磨きやうがいで解消することが出来ます。生理的口臭は健康な人でも起こる正常な反応ですので、気にしすぎる必要はありません。
 
  ●病的口臭
    治療の必要がある疾患や機能低下、改善すべき原因があるものを病的口臭といいます。病的口臭はいくつかの原因が考えられます。

1)舌苔(ぜったい)
口臭の最大の原因と考えられているのが舌苔です。舌苔とは新陳代謝によって脱落した粘膜細胞や白血球などの血球成分が舌についたもので、細菌に分解されると悪臭が発生します。舌苔が付着しやすいのは舌の奥の部分で、ここをやわらかい歯ブラシや舌ブラシでそっと磨きます。ただし味蕾を傷つけないように強く磨き過ぎないようにする必要があります。

2)歯周病・むし歯
歯周病やむし歯も口臭の原因です。口の中にたまった歯垢が嫌気性菌を増殖させ、これが歯周病を進行させます。さらに破壊された組織や血球成分などのたんぱく質成分を分解し、悪臭を作り出します。むし歯の場合、深い大きなむし歯や多数のむし歯があると口臭の原因となります。
これらの口臭は歯科医院での治療と毎日のケアをしっかりと行なうことが大切です。

3)唾液分泌の減少
唾液には口の中を洗浄・殺菌する働きがあります。唾液が減少すると口の中が汚れ、口臭が強くなります。年を重ねると口臭が強くなるのは唾液量が減少するからです。また、食事を抜いたり、抗圧剤などの薬の副作用で分泌量が減ることもあります。
口が渇いていると感じたときは、うがいをしたり、お茶を飲んだり、舌や口を意識的に動かして唾液の分泌を促してみるのも良いでしょう。

 
  ●心因性口臭
    生理的な口臭以外は認められないのに、気にしすぎて人と話さないことで口臭が悪化する場合があります。これが心因性口臭です。
この口臭の解決法は、気にしすぎないことです。それでも気になる人は歯科医院で口臭の検査をしてもらうのも良いでしょう。

  

歯と口の健康を守ることで、ほとんどの口臭は予防できます。それでも気になる方は当医院にご相談ください。

 

 

 

 

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